あ"〜〜、すみません。
学会編が最後になって…。
Washington D.C. 遊びに行ってたワケではないんで。
念のため。
ただ、NCから車で4時間ちょっとということで。
(アメリカ的には、近いじゃん!!って感じ)
確かに…
ラボのメンバーが、ボスの運転する車1台に全員乗って、
"Go Go !! Trip to D.C. !! "
とか言って、行ったのには違いないんですが。
確かに…
車の中ではゲームしたり、してましたが。
non nativeには若干キツイ、いやかなりキツイ、単語連想ゲーム。
1人が単語を10個、紙に書いて、もう1人が、単語を言わずに表現する。
残りのみんなが、単語を言い当てるという…例えば…
Q.
It is an arch of different colors.
It appears in the sky when the sun shines through rain.
A. Rainbow
みたいな。
確かに…
みんなで、道中ウェンディーズとか行って、
山盛りポテトを食べて、ハシャイでたのには違いないんですが。
あ、学会の話でした…すみません。
参加してたのは、アメリカのDrosophila Conferenceでした。
私は神経のジャンルになるんだけど、ハエ全般の研究発表。
このブログを読んで頂いている、特にハエ研究者のみなさまへ。
日頃の感謝?の気持ちをこめて??
ちょっと使えそうな情報を。
画像解析ソフトって、結構、購入すると高いですよね。
今回の学会では、JaneliaとかBrandeisとかMax Planckとか、
いろいろなラボがfreeの解析ソフトをwebで提供しますよ〜って言ってました。
他にも、どんどん有益なデータベースができていたり。
Max Planck Institute
Berkeley Drosophila Genome Project
Peng Lab @ Janelia of HHMI
Dr. Andrew D. Straw @ Caltech
Dr. Dickinson Lab @ Caltech
database of Drosophila embryo mRNA localization patterns
in vivoでGateway的なのをやっちゃうとか。
これでも、ごく一部です。
とにかく。
私もそうですけど、この悩み、多いんじゃないかな?
顕微鏡で撮影したデータ(カラーでタイムラプス、長時間)とか、
行動パターンを丸2日とか記録したデータとか、
電顕の大量の連続切片データとか、
データをジャンジャン得ても、どこにそれだけ保存するの?って。
なので、必要なデータ(情報)だけを抽出して、
データを軽くして保存できるといいよねって、多くの人が思ってる。
それに、解析ソフトって値段が高いじゃん。
安く、できればfreeで、みんなと共用できたらいいじゃんって。
得たデータを、データベース化できて、公開できたら便利なんだけどねって。
神経細胞の形のトレース (2D/3D/4D/5D?レベルまで)を、
簡単にできたらいいのにって。
ハエの動きを、簡単に、自動で追うことができたらいいのにって。
こういう悩みを、上記のラボの人たちが、率先して、
アルゴリズム書いたりできるcomputerプログラマーとか、
顕微鏡のスペシャリストとか、
もちろん、実験データを大量に得るテクニシャンとか、
いろんな人が、集まって、共同研究で、
いろんなプロジェクトを進めていました。
実際、Janeliaなんかでは、
例えば、500くらいのGAL4を用いて、
adult brainのneuronal circuitを3Dでreconstructしたり、
連続電顕データを、自動的にreconstruct(電顕の3D化)して、
シナプス結合なんかを見たり、
一度にたくさんのハエの行動をトレースしたり。
それはそれは、データとして、
cool !! どころじゃないね、awesome !! かな?
もう、すごいの一言でした。
ビジュアル系の私には、とても魅力的なデータの数々。
もちろん研究って、それはcompetitiveなところはたくさんあって、
情報公開ってのは、難しいところではあると思うけど…
gene Xが〜〜とか、トークで喋ってしまうのは、ちょっとカッコ悪いと思った。
キレイゴトかも知れないケド…
いろんなジャンルのエクスパートが、知恵を出し合って、
これまで単一のジャンルの人間ではできなかった研究ができると、
このサイエンスっていう分野が、もっと広がっていって、
超楽しいと思うんだけど。
まだまだ、分かっちゃいない、青い研究者なのかな?私は。