2012-10-29

一時帰国 ビザ更新と学会など〜関東編〜

10月10日から24日まで、日本に一時帰国していました。

今回の目的の1つがビザの更新。

過去2回、ビザの更新手続きをしているのですが、
今回は、手順がちょっと今までと変わっていました。

今までは、あらかじめ大使館のホームページからオンラインで必要情報を登録し、
日本の大使館or領事館で面接→その後、新しいビザ付きのパスポートが手元に届く、といった具合でしたが、
今回は、オンライン登録を完了する最後の画面で、どうしても面接予約ができなかったのです!

う〜〜ん、どういうことなんだ〜〜。
アメリカにいるお友達にもいろいろ聞いてみたところ、
どうやら、ビザの更新手続きの人は、面接なしで郵送のみのやりとりしか選択できないのでは?という解釈に。
仕方なく、郵送手続きをすると、実家に返信用のエクスパックが届いたとのこと。

そして、そして、私よりちょっと前に、この手続きをした友達は、
なかなかビザが手元に届かず、結局2週間近くかかってしまったとのこと。
これまでは、面接に行ってOKが出れば、4日くらいで手元に届いていただけに焦りました。
だって、日本の滞在期間が2週間の予定で、フライトのチケットも取っていたから。

そんなこんなで、不安がいっぱいでしたが、
言われる通りに、帰国後すぐに、必要書類 (DS-2019など)とパスポートをエクスパックで
領事館(私の場合、大阪)に送りました。

そして、10日後、無事に、新規ビザ付きのパスポートが届きました!!
う〜〜ん、ビザの更新(面接なし)の場合、最低でも2週間は日本にいないと不安だわ。
ともあれ、無事、ビザが更新されてよかったです。


そして、今回の帰国の大きな目的が、ショウジョウバエ研究集会に参加すること!
こちらに来て、丸3年、一度も日本の学会に参加していなかったので、
特にアットホームで知り合いが多い、ショウジョウバエの学会に今回参加することにしました。

場所は、東京慈恵医大。
初めて訪れた所だったのですが、すごい歴史ある大学なんですね〜。
私は15分のトークの機会を与えて頂き、アメリカでの仕事を発表してきました。
若い(苦笑)世代の方もたくさんいて、とても活気あるセッションとトーク、ポスター発表がいっぱいでした。
歴史ある大学で、ほぼ3年ぶり?4年ぶり?に会う方々と、有意義な時間を過ごせました。

この学会が、3日間あって、その後、
関東に住む、弟夫婦のお家にお邪魔して、初めて姪っ子に会って。
アメリカ人の子供達と接するように、初対面でプニプニと姪っ子を触りすぎたせいか、
私に警戒心を抱かせてしまったようで(苦笑)、1時間以上、私と眼が合うと号泣。。。
とほほ。。。であります。
来年あたり帰国するときは、もうちょっといっぱい遊べるようになるといいな〜〜。

東京滞在最後の夜は、NCで出会ったみなさまとお会いすることができました。
平日の夜にも関わらず、10人以上の方に集まって頂いて、
懐かしいNCの話など、とても楽しかったです。

東京でお世話になったみなさま、いろいろありがとうございました。

最後に、関東での写真をいくつか。
 東京タワー
こんな近くで見たのは初めて。
ノスタルジックでカッコいいです。

 話題の(?)スカイツリー。
確かにデカイ!!
これは永代橋あたりからの写真。

東京駅が改装されて、と〜っても奇麗になっていました。

私の好きな街、横浜。
都会なんだけど、海や山が近くにあって、
東京ほどゴミゴミしていなくて、
その辺が好きな理由かな。

横浜のみなとみらいの観覧車。

友達が調べてくれたんだけど、
なんと、あのニューオリンズで食べて、
私の「おいしすぎてもう一度食べたいもの」リストに入った、
Cafe du Mondeが何と日本にもあった〜〜〜〜。
ここのベニエ(ドーナツ)が激ウマだったんだけど、
なんとミスタードナツが母体となってお店をやっているみたいです。
なんということだ〜〜〜〜。
パウダーシュガーの量は、かなり少なめだったけど(自分で追加できるし)、
独特の味のアイスコーヒーも再現されていて、感動しました!!

Cafe du Monde (日本のお店) 
調べてみると、京都駅ビルにもある!!
是非、みなさんも食べてみて下さい。
すんご〜〜い、おいしいから。 



2012-10-28

Janelia Farm Research Conference

ブログの更新が途絶えてしまっていて、申し訳ないです。。。

論文のことやら、出張やらで全然時間がなくて。。。(言い訳)

ここ1ヶ月のことを少しずつアップしていきますのでご了承くださいまし。


9月30日から、10月3日まで、
ワシントンDCから車で1時間くらいのところにある、Janelia Farmでの学会に参加してきました。

このJanelia Farm 。研究者ならご存知の方もたくさんいると思いますが、
Howard Hughes Medical Instituteの2006年に作られた新しい研究施設です。
Howard Hughes Medical Institute自体は、
1953年にビジネスマンであったHoward Hughesさんによって設立された、
non-profit (民間非営利団体) の研究所。
それに付随する研究施設といったところでしょうか?

何がすごいって、その規模です。
NIH(国レベル)の研究費にも負けないくらいの研究資金が用意され、
特にNIHでは取り上げられないような、ちょっとマイナーな、でもとても興味ある研究を中心に、
いろいろなプロジェクトが動いています。
例えば、神経回路について、イメージングについて、ショウジョウバエの行動について、などなど。
どれもが、とても規模の大きなプロジェクトです。

そして、このJanelia Farmで行われた学会の1つ、
"Behavioral Neurogenetics of Drosophila Larvae" に参加してきました。
別名 "Maggot Meeting" ウジ虫ミーティング(笑)
参加者は、人数が制限されていて、だいたい40人くらいだったかな?
研究分野が非常に狭く括られているので、その分、濃密なディスカッションができる点がいいところ。

ちょうど、私の仕事がまとまっていた時期でもあったので、
大御所の先生方とも、いろいろとディスカッションができて、とてもためになる、よい機会でした。

しかし、Janelia Farm 聞いてはいたけれど、すごいところだ〜。
研究所内を案内してくれるツアーにも参加したんだけれど、
例えば、ショウジョウバエの系統をトランスファーするのが全自動でロボットでやっていたり、
広い敷地内に、研究者のアパートメントが完備されていたり。



周りに、これといって娯楽施設がないところとか、
研究に集中できる環境ではあるけれど。。。
息抜きもしたい私には厳しい環境だわ〜〜〜