2010-03-20

Retreat 最終日

今回のRetreat参加の大きな理由は…
Dr. Charles Zukerのお話を聞く事。

彼の名前でググるかPubMedで調べると、
仕事内容とたくさんの業績を知ることができると思います。

一言でいうと味覚研究の第一人者。

勝手な私の予想として…ノーベル賞とか取っちゃうんじゃないかって人。

昔はショウジョウバエの行動アッセイもしていて、
私の今の実験も、彼の論文がベースになってるところがあります。

「味覚」ってのは、ホントにおもしろいよね。

彼のトーク(研究内容)で、研究者以外にも、わかりやすく説明すると…
例えば…
おいしいと感じる理由や、まずい料理はなぜマズいのかとか、
ダイエットコーラの甘みは、なぜネズミは甘いと感じないとか、
どうして人間は砂糖をいっぱい摂取してしまうのかとか、
味覚と視覚の関係、味覚と食欲の関係…
挙げるときりがないです。
こんな疑問を調べています。

研究者に限らず、多くの人が普通に疑問に思っている様々な現象を、
科学的に調べる、証明するのが、科学(者)だと私は思うんだな。

そうすることで、世の中に少しは貢献できると思いたいし。
物を作るとか、人に直接的に働きかける仕事ではないから、
研究することの意味というのを、時々考えることがあるんだけど。

これは私の考えとして…
芸術とかと一緒で、興味がない人には意味のないことかもしれない。
人によっては、道楽であり、趣味であり、と思うだろうし、
それで、研究費やお給料をもらう仕事って…どうなの…とも思うだろうし。

でも…

ただただ、日常生活の中で思う、感じるいろいろな疑問を、
単純に知りたい、明らかにしたいという気持ちが、人には大事だと思う。

新しい発見によって、研究者に限らず、世界中の人が、
「おお、そういうことだったのか〜、おもしろい」って
思うコトが大切なんじゃないかな。


Charles Zukerのセミナーからは、それらがバンバン感じられて、
研究っておもしろいんだ、楽しんだというのが伝わってきました。

彼はイタリア系のおじさんです。

大学はチリの大学らしい。
なのでイタリア系というのは曖昧です…ごめん。

彼のトークは超おもしろくて、
気さくで。
私のポスターも聞いてくれて、
一緒に写真も撮ってくれました。

写真右に、
ホントは私が写ってます。
肩をくまれています。

ワイン片手に、ほろ酔いです。
ホント、見た目、オシャレな、
ちょい悪(もう死語?)おやじです。
カッコイイです。

これお宝写真になると思う、後々。


で、今回の会は、学会ってレベルではなくて、あくまでRetreatだったので、
夜にはお楽しみパーティーとして、


学生が演じるSkit(演劇)とか。

今回は(毎年やってるらしい)、
教授陣のものまねをベースにした、
日常の一コマの笑える演劇。
ものまねされる教授陣も、
どこか嬉しそうでした。



その後(深夜12時)くらいから、
departmentのメンバーで構成される
バンドのライブがありました。

スタート時間、遅すぎっ!
アメリカ人、パワーありすぎっ!

私は有り余るアメリカ人の体力についていけず、
疲れて、ちょこっとだけ聞いて帰りましたorz

ちなみに、
ジェイソンはギネスビールとワインの飲み過ぎと、
山道を歩いたことで、
帰りの車では、疲れた〜を連発し、
行きとは大違いで、黙り込み、ぐったりしてました。



Retreatの場所は、Booneという街でした。
NCの山の方で(Ashevilleにも近い)、
最終日は早起きして、散歩したりしました。

こんなにきれいな日の出も見る事ができたし。


何かご利益があるといいなあ。
日の出に向かって、ぼんやり拝みました。

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